2007年4月29日(日) 07:45 ▼コメント:22件
久方振りのちゃんとした記事ですけど、やっぱり、はぐれ狼スタンドアロンですぅ。さてコレで千越えなるか?無理でしょうねぇ。
らーめんみすゞ
帯広市西2条南7丁目20広小路 ℡0155-23-4706
年中無休 営業時間:11:00~22:00
記事でお店の名前、どうしようか悩みました、実は。まず、みすずかみすゞ。ラーメンか、らーめん。そして前後か「の」をつけるか、つけないか。
電話帳は「みすずラーメン」なんですよぉ。ネット検索すると「ラーメンのみすゞ」ってのもある。で結局は店の看板を頼りにしたワケです。
メインはみすゞオールスターズ画像。
さて、全国区というか全道区というか、マスコミ露出では
帯広・十勝最強の呼び声高いのが
らーめんみすゞさまです。札幌・テレビ塔にも支店を出してますんで、いよいよ全国区デビューなるか、というとこなんですが。
もう20年越えてますけど、印象が古くならない店ですよネェ。南向きなのにも関わらず日光が入らない(広小路のアーケードのせいで)建物なんですけど、明るい店内です。ラーメン店というより、カジュアルなビストロといってもいい。
そして、それは
接客にも現れている。最近多くなった、アルバイト主体のラーメン店ですとやたら掛け声
だけはデカイ。「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」はウルサイくらいの声量なんですが、ココロがコモッテない。そう感じちゃうワケです。
店内を仕切っているのは、店主の奥さまです。普通ラーメン店は昔からオープンキッチンのトコロが多い。らーめんみすゞさまは店舗間口の狭さから、それが適わなかったのでしょうけど、それが結果として現在の雰囲気を作り出しました。
地味に定番を
奥さまはまさに客席でのM.C.(マスター・オブ・セレモニー)といえましょう。目配り、気配りは相当のものです。しかも応対は極めて軟らかい。決して慇懃無礼にはならず、誰に対しても公平に気を配る。
トッピング・メニュー
そしてそれは、店舗の外で待つお客様に対しても向けられています。待っていただいている、ということに対して有難い気持ちで一杯なんでしょうね。今回1ヶ月振りに伺って、土曜の昼時なものですから、少し外で待ちました。
帯広らしさを主張
ちゃあんと帰り際、声を掛けられましたよ。「外で長いことお待たせして、本当に申し訳ありませんでした」って。お客さまのココロのツボをしっかり押します。全てコレ、美味しくラーメンを食べていただくために、なんです。
何処かの老舗豚丼店の対応の対極にある店ですよね。奥さまの接客はまぁ、ホスピタリティとはなんぞや、を見事に体現されております。
徳島ラーメンの鯖寿しになれるか
今回参りましたらね、若い女性が一人増えているのですよ。この方も明るくて素敵な応対振りです。笑顔も素晴らしい。恐らくどなたもファンになってしまうでしょう。奥さまのホスピタリティを引き継いでいただきたいものです。
ラーメン来杏の奥さまもなかなかのものなのですよ。いつもニコニコされております。ご主人の作り出すラーメン同様、気配りが行き届いてます。
ワタシこれも好きですね
さて、客席からはあまり見えない厨房ですが、その中では洋食のシェフ然としたユニフォームで、ご主人が麺を茹で、スープの調製をしています。みすゞ風坦々麺に代表される、創作ラーメンから理解できる通り、洋食風のテイストを味だけではなく、盛り付けにも加味しています。
今回試したのは3/1登場の「こだわりかさね味」。「塩とスパイスを練り込んだ焼豚と、ひと味もふた味も深みを増したスープ。スパイシーな新定番」だそうです。
糸唐辛子が美しい
何使ってるか、わかりますぅ?
確かにチョイ辛(←ワタシ基準で)スープです。人気の定番「こだわりみすゞ」も「ちょっぴり
ぴり辛」がウリなんですけど、それより辛い。辛いの苦手な方には、スープを飲むのはキツイかも知れません。
甘辛炒めねぎもしっかり
最終的な印象としては、辛さと相まって、ちょっとよそよそしい味。価格(\900.)のせいもあるかな。コストパフォーマンスとしては「こだわりみすゞ」に軍配をあげます。まだ進化中でしょうから、それに期待でしょうか。
そして、こだわりかさね味、は正油味に限定なんですね。ワタシ、ラーメンみすゞでは正油以外頼みません。坦々麺は別としてね。ウチの子らはどういうわけか、頑なに味噌味。どの店行ってもですね。
チャーシューめん・味噌
でも、ここの味噌味、ワタシにはピンとこない。かつて味噌味を所望した客に「味噌が喰いたきゃ、金やるから他所いってこいっ!!」と店主が申したと
伝説あるのは、北京亭(東3南16)さま。あ、全然関係ないハナシですけどぉ。ワタシ、味噌味なら別のお店かな。
ね、平仮名でらーめん
2階は喫茶店、コチラはもっと老舗
以前は水曜日が定休日
だけどさぁ、年中無休にしてしまったら、奥さまとかご主人とか、いつ休み取るんだろ。みすゞに行って、あの奥さまの応対みられなかったら寂しいぢゃないですか。もしかして、休み取らない覚悟なのかなぁ。
コメント(22件)
04-29 08:03
ナナ
おはよぅございます。。
先日、お隣で宴会を楽しませていただきました。
歩いていて、“みすゞ”さんの看板を見ながら
「ここ、入ったことないんだよね~」
「美味しいらしいよね~」
・・・なんて 話していたんです☆
“チョィ辛”にとぉっても、魅力を感じるのですが
萬造様の“辛い”の基準がわからない~~;
また今日もラーメンが食べたくなってしまいました。
今日は、面倒がらずに 食べに行こうかな
(昨日は出前ですませてメチャ後悔しました;)
04-29 08:42
ぶー
さすが萬造さまです。女将さんの接客は素晴らしい。屈指のホスピタリティーマインドをお持ちです!やはり私も醤油です。かさね味は私は未食です…早く食したいものです。味を受け継ぐ為汗を流し修業されている息子さんお二人がいらっしゃいますので、将来に期待したいものですね。ただ支店は札幌で終わらしていただきたい。チェーン展開しませんように…あまり外に展開しないで。以前発売されたカップラーメンも味噌でしたね…残念。やはり味も当たり前ですが、女将さんありきのトコもありますので。
04-29 09:04
いくぽん @plala.or.jp
お店に食べに行くとね、やっぱりね、
「美味しいのに接客悪くてイメージダウン」
これ、結構ありますね。
萬造さんの言うところの「声だけでかくて心が入ってない」
これもそうだし。美味しさ半減ってやつ。
やたらと無愛想なのもどうかと・・・。
うるさくなくて、なおかつ、客のツボを心得た接客、
一番心地よいです。
04-29 10:22
bamboo
私も15年ほど通っています。
帯広に数あるラーメン店の中でも私の中では
「ピカイチ」です。
お店全体の接客、行くたびに考えさせられます。
04-29 11:44
kaduriye[URL] @asahi-net.or.jp
こんにちは。GWいかがお過ごしですか?家族サービスされるのでしょうか。
ココは私も25歳頃のOLだったころからお昼に一人で食べに行ってました。(だからこんなに大きくなっちゃったのか…)
しょうゆ、好きです。うん。奥さんいつもにこやかでほんと気持ちいいですね。それとたまに奥からダンナさんが「ありがとうございました」って言われたときに数十倍得した気分になったっけ、と思い出します。(^^;
そうそう、あそこってラード少な目とか注文できるところがいいですよね。…って今もしてくれるのかなぁ?
04-29 21:57
端野 萬造
>ナナさま
お隣で宴会って、そば屋さん? それはカッコいい。そば屋でお酒呑みながらデート、というのワタシの憧れだったのですが、帯広では適わず。
あら、みすゞさま未体験ですか。辛いもの好きのナナさまならこだわりかさね味、を試すのも悪くないですけど、こだわりみすずを試されてはいかがですかぁ。
って、もう行っちゃった?
>ぶーさま
かさね味、試してみる価値はあるでしょう。香辛料系の辛さにお強ければ、問題なく召し上がれるハズ。ワタシも美味しく頂戴したのですけど、900円にどうしても・・・。
女将さんありき、には激しく同意いたしますです、はい。
>いくぽんさま
ぶっきらぼう、無愛想なんかですと場合によっては「ああ、不器用な店なんだな」と好意的に捉えられるケースもあるんですけどねぇ。
キモチのある店は必ずドコカでそれがワカります。でも、大概の店は気付いていないか、直す気がないか。喧嘩売ってんのか?、というのはそれはまた別の楽しみ方、おちょくり方があるのですが。
04-29 21:58
端野 萬造
>bambooさま
味とサービス含めた総合評価でピカイチ、ということでございますね。なぜ、あの応対ができるのか、というのは理屈もさることながら、なにか根本的な意識まで遡る必要があるでしょうね。
店としては沢山のお客の一人に過ぎないけれど、客としてはその店を評価するたった一度の機会の場合は少なくない。
理由無しのリピーターなんか、皆無でしょう?
>kaiduriyeさま
家族サービスねぇ。しました今日。こどもたちを引きつれサイクリング。この強風の中ハナックまでちゃりちゃり。当然往復。5年生の長男はともかく、2年生の次男はよく往復走り切ったよなぁ、と。
賢夫人はその間、ゆっくりヨーグルトプディング作りに没頭。ほら、家族サービスだ。
確かに厨房からご主人が顔出されることありますね。あはは、数十倍得した気分だなんて、ソンナご主人ハンサムでしたっけ。
好みに合わせた調製はしてくれるんぢゃないでしょうか。ワタシはいつも、お任せなので。山岡屋さまでは「(麺)固め・(脂)多目・(スープ)濃い目」ですけどぉ。
04-29 22:40
zawa* @bbtec.net
みすずさん、昔はデートでよく行きましたが、すっかりご無沙汰で・・・萬造さまの記事で猛烈に愛郷心くすぐられております・・・
「すっげーおいしい」っていう味の記憶はバッチシなんですが、ほんとご無沙汰だ・・・ウエーン
04-29 23:21
端野 萬造
>zawa*さま
ご無沙汰というのは、味でございますか、デートでございますか。どちらも、ということでせうか。
もう、蕎麦屋さんで宴会する方はいらっしゃるは、老麺屋さんでデートする方はいらっしゃるは。色々な楽しみかたございますねぇ。
04-30 07:42
ナナ
そぅです。。。
お隣の蕎麦屋さんですよ☆
メニューも味も大満足♪しました。。
昨日は結局、ラーメンを食べに行ったのですが
大人数で行ったので他の人の意見で
行ったことのないラーメン屋さんへ・・
ちょっと物足りない味&チビが一緒だったため
最後はノビノビ;
残念!!なラーメンでした | ̄ω ̄、|
04-30 09:32
端野 萬造
>ナナさま
そうねぇ。チビちゃまの早い成長を願っておりますよ。でも、みすゞさまは夜10時までの営業でございますから、ナニカの折にでもと。
04-30 16:34
七誌 @plala.or.jp
どうも広小路近辺に行くと寶来に吸い込まれてしまいますが、たまにみすずさんにも食べに行きます。
いつ行ってもここの奥様の対応や接客振りには目を見張るものがあります。
ここのお店で不快な思いをした人は殆どいないんでしょうね。
万人に合う味わい、洒落た雰囲気、心地よい奥様の接客で常連さんになってしまう方・・・多いんじゃないかな?
ところで北京亭のラーメン・・・賛否両論でありますが、毎年少年院で少年達にラーメンを振舞っている・・・偉いですよね。
ホント感心します。
04-30 17:38
端野 萬造
>七誌さま
寶來一番、みすゞが二番はワタシも同様。だって、寶來は行けるうちに行っときませんとねぇ。
多分みすゞさまで奥さまに妙な苦情を申し立てる客があらば、他の客からのブーイングが起こる可能性がありますね。
北京亭といえば、東4条南4か5に「ラーメン西」とかいうお店がオープンしたはずです。ココは先代北京亭の味を目指してるというウワサを耳にしたことがございますよぉ。
二代目川北ラーメンは残念ながら早々に閉店されてしまいましたが、ココには頑張って欲しいものです。
04-30 20:35
七誌 @plala.or.jp
私の記憶はあまり定かではありませんが、以前に十条ラーメンと言うお店が西10条にあって(かなり前に閉店しましたが)そこのお母さんが作るラーメンは美味しくてかなり通ってました。
ここのお店は寶来と同じ麺の作り方で、寶来より細麺でした。
予約すると寶来と同じ太麺を用意してくれると言う良心的なお店でして、店内の奥のほうに製麺機械があり、いつも物珍しげに見ていた記憶があります。
この十条ラーメンの麺を卸していたのが大通りにあった(ここもかなり前に閉店しましたが)夫婦ラーメンでした。
ここのお店はかなり年配のオヤジさんが一人で経営してました。
ここのオヤジさんもかなり口は達者な方で麺を自慢していたことを思い出します。
しかし現在、寶来と同様の製麺をしていて経営しているお店は寶来だけとなりました。
萬造さまの仰るとおり、寶来は行ける時に行っておかなければなりませぬ。
しかしラーメン西・・・初めて知りました。
今度早速行って来ます。
これも私の記憶違いかもしれませんが、北京亭となんらか関係があるお店が日高にあるラーメン屋、雄峰(ゆうほう)?だったと思います。
日高に数件あるラーメン屋さんで一番好きなお店は老舗の雄峰です。
しばらく訪問してませんが・・・
04-30 21:15
七誌 @plala.or.jp
失礼しました。
雄峰ではなくて雄鵬だったと思います。
05-01 05:19
端野 萬造
>七誌さま
十条ラーメンですか。全く存在を知りません。何丁目くらいだったのですか?夫婦ラーメンも同様。一体七誌さまは何歳くらいから、ラーメン道に入られたのでしょうか。
自家製麺が残っていた時分もあったのですね。
雄鵬ってのは、UFOの当て字なんでしょうかねぇ。違って欲しい。
05-01 21:42
七誌 @plala.or.jp
萬造様、十条ラーメンは南3~4丁目くらいだったような・・・今は確か建物自体も無いはずです。
夫婦ラーメンは大通りのツタヤのちょっと南側にありました。
成行氏ならきっとご存知かと思います。
両店とも12~3年くらいに閉店したと思います。
ラーメン道・・・そんな大それたものではないですが、やはり就職してから食べ歩きが本格的になりました。
未だにそうですが・・・
でも私はB級グルメばかりなので・・・萬造さまの様な高級店には無縁で御座います。
これからも起承転結をきっちりと守った面白みのある記事・・・楽しみにしております。
05-01 22:29
端野 萬造
>七誌さま
夫婦ラーメンって、「たらふく」さまのことでしょうかね。御餅入りのぢゃございません? 違ったかなぁ。
明日には起承転結にならないカモシレナイ、ラーメン記事をアップしましょうほどに。
これからは、ソンナ記事が増えそうですね、残念ながら。
05-02 21:24
七誌 @plala.or.jp
どうなんですかね?
たらふく・・・なのでしょうか?
御餅入り・・・そんな気もしますが、他のお店と記憶が混ざってまして。(野球軒の一番高いメニューも確か御餅入りだったような)
場所はビルの1Fでまだそのビルはありますが・・・
店内の写真にはオヤジさんが海外旅行に言った時の写真が飾ってあったことを記憶しております。
05-02 21:43
端野 萬造
>七誌さま
では「多ら福」さまで確定ですね。87年度版タウンガイド帯広に記載があります。「名物夫婦ラーメンにはおもちが入っている。ラーメン一筋50年。味のある味です」
旧立川ビル1階にありました。20年前、一度食べたことがありますけれど、スープがぬるかったこと憶えております。
メディアボックス'86.5月号にも記載がありました。ちなみに帯広ラーメン事始は札幌「竹屋食堂」より遅れること5年、昭和2年の「来々軒」なんですって。
05-03 21:11
七誌 @plala.or.jp
萬造さま、凄いデータをお持ちなので驚いてます。
夫婦ラーメンの多ら福・・・私のかすかな記憶を辿ってもどうやら合致しているみたいです。
しかし帯広の来々軒・・・今、農高のそばにあるお店のことですか?
以前はレストランむとうの近くにあったお爺さんがやっていたお店。
ところで私には寶来以外に思い出の食堂があるんです。
それは小中学生の頃、スケートの帰りに毎日のように食べた音更にある「ふくや食堂」と言うお店があるんです。
以前は音更駅のそばにあったのですが、現在は音更農協のそば?に移転してます。
隣は私の柔道の師匠の整骨院があります。
ふくや食堂はその当時は小柄なお婆さんとその娘さんと二人で経営してましたが、現在は娘さんとパートさんなのかな?たしか二人くらいで頑張っております。
私の青春の味です。
心身共に凍って疲れた体を優しく癒してて温めてくれたお店なんですよね。
あの頃はやたら美味しく感じました。
また機会があればまた行ってみたいです。
05-03 22:57
端野 萬造
>七誌さま
来々軒さまについては確認とれませんねぇ。佐々木一太郎さまという方が始められたようなのですが。
思い出の店が残っているというのは、ココロの支えっていうんでしょうかねぇ、有難いものですぅ。