2012年09月09日
一緒にやらないか/財務省の採用担当者って、・・・
2007年11月28日(水) 06:31 ▼コメント(4)
一、明日の日本を、世界を担うことになる新世代の皆さん、今の社会をどう思いますか? 合理的思考があれば危機感を持たざるを得ないはずだ。でありながら、何やっても無駄だ、と不満と虚無感のみ漂う大衆民主主義の中で埋没してないだろうか。否、自分でやれることがある。社会的責任を果たすだけでなく、自分を含めた社会のあり方を所与でなく対象として考えられる場、それが財務省だ。
二、そこで、君の一度しかない人生を賭けるに当たって、財務省という選択肢を、過去、志望者から聞かれた質問の一部に答える形で説明しよう。
先輩からのメッセージ(平成18年版)/一緒にやらないか
偶然たどりついてしまって、目にしちゃいました。「ワタシと同世代の財務省の方ってどういう文章を書くのかな」と単なる興味本位で読み進めましたら驚いてしまったワケです。
お書きになっている内容が理解できないんです。そりゃあね、財務省といえば高級官僚中の高級官僚が集まる場所ですから、脳味噌の出来自体が萬造とは全然違う、というのは薄々気づいてはいましたよ。
こんなん読んだら、ワタシの文章なんぞ全然理解しやすいと思うのですが。
それにしてもね。「ああ、こういった方が日本を動かしているのだな」といたく感銘を受けた次第。
そして驚くべきことにこの文章をお書きになった神田眞人さまは採用担当者でもいらっしゃるのですね。ワタシの感覚にすると相当個性的な人材を選ばれるんでしょうね。
三、最後に、私は日本を愛するが、私の最たる生きがいは家族の幸せである。そう公言することを恥ずかしいと思わない。私が社会のために働けるのも家族の愛情のお蔭であり、また、社会の安寧・福祉が家族の幸福に繋がると信じている。
大体、ここまで危機的状況になれば、社会の維持なくして、個人の持続的幸福もありえないではないか。従って、仮に社会繁栄と言う我が大義を共有しなくとも、社会的価値にセンシティヴでない人間は、倫理的判断を待つまでもなく、単に不合理、乃至、愚かである。そして私のような凡人でも、社会のために生きがいと誇りをもって、同志とともに、類的存在からの疎外から脱して働けるのが財務省である。
君は、今、この冊子を手にしている。それだけで、人類65億の中で既に特別な立場にある。世界中の貧困を見たまえ。そこまで想像力が広がらなくても、君が享受してきた生活と教育は、国内でも遥かに平均以上だ。別に、君が、また、我々が偉いと言っていない。しかし、君には、その能力で社会に貢献する義務、ノーブレス・オブリージュがある。その義務を果たし、かつ、その努力の過程を誇らしく楽しむ権利もまた、君の目の前にある。君と議論できる日を待っている。
これ読んで「財務省に入ろう」という有為な青年って、どんな方々なのだろう。非常に興味がありますね。世間と、少なくともワタシとは遊離した存在であることは間違いないのでしょうね。どんだけぇ~。(←こういった用法は合ってるんでしょうか)
コメント(4件)
2007-11-28
おさるのかぐや彩優木
うううっ、ホントに難しい・・・
この方のおっしゃることに比べてたら、
本当に萬造様がお書きになる物は非常に平坦で(いい意味でね)わかりやすいと言うことがよくわかりました。
もう、昔自分が書いた生意気なコメ、ひっぱりだされてちょっとびっくりしましたよ。お恥ずかしい・・・
本当にこういう方が先輩で一緒に議論したい!
一緒に働きたい!って思うレベルの若者ってどんな感じなんでしょうね。
アツイ思いを持って日本をよくしたいと願っている若者にはどんどん参加していって欲しいけど、このメッセージはそんな若者に伝わるのでしょうか?
恥を承知で
「ノーブレス・オブリージュ」ってどんな意味ですか?
2007-11-28
端野 萬造
http://www.mytokachi.jp/mt.php?id=kabamaru_7&blog_code=102
>おさるのかぐや彩優木さま
ごめんなさいね、いきなりコメント引き出してしまって。印象深いコメントだったものですから。アドバイス、身に染みてはいたのですよ。
ワタシがこの言葉を知ったのは田中康夫ちゃんのエッセイか評論ですね。ノブレス・オブリージュ、身分の高い者はそれに応じて果たさなければならない社会的義務と責任があるという考えです。
しっかしこの記事、果たして全文お読みになる方、どんだけぇ~、でございましょう(笑)。
2007-11-28
http://pub.ne.jp/premolar45/ @plala.or.jp
Nobles Oblige=位高ければ務め重し。
開高健がかつて引用しています。
赤坂の「木家下BAR」にそのプレートの席があるそうです。
間抜けな私は先月逗子で「開高健記念館」を探していました。
見つからず、それでもあきらめきれず駅前交番に尋ねました。
それが茅ヶ崎にあること、私が逗子と茅ヶ崎を勘違いした事が、がおぼげろに判って来ました。
一生懸命に探してくれたお巡りさん、ありがとうございます。
2007-11-29
端野 萬造
>院長のちょっと小臼歯さま
http://pub.ne.jp/premolar45/?entry_id=973101
書棚には開高健先生の書籍が一冊。昭和34年1月20日9版の『裸の王様』です。亡父より贈られたものです。「定價二五〇圓」ですし、「發行所」は「文藝春秋新社」(←社の旧字体が探せませんでした)。
ワタシは全く釣りをしませんが、釣り人のお話しを伺うのは好きでして、月刊プレイボーイにて連載されていた「オーパ」や「オーパオーパ」には目を通すようにしておりました。
それにしても博学な方とお見受けしましたが、なぜ勘違いをされたのか興味深いところです。歯科医には友人や知己が少なくないのですが、先生のことは初めて知りました。
ワタシの敬愛する白洲次郎さまも時折、Nobles Obligeを口にされたようです。
しかし先生。マイとかち内では極めて注目されていないこの記事にツッコまれるとは。とても嬉しいですね。
こういった記事に興味を持っていただける方が、果たしてどれくらいいらっしゃるか想像もつきませんが取りあえず置いておきましょ。ワタシはオモシロいと思いましたので。
採用情報/財務省を志望される皆さんへ
一、明日の日本を、世界を担うことになる新世代の皆さん、今の社会をどう思いますか? 合理的思考があれば危機感を持たざるを得ないはずだ。でありながら、何やっても無駄だ、と不満と虚無感のみ漂う大衆民主主義の中で埋没してないだろうか。否、自分でやれることがある。社会的責任を果たすだけでなく、自分を含めた社会のあり方を所与でなく対象として考えられる場、それが財務省だ。
二、そこで、君の一度しかない人生を賭けるに当たって、財務省という選択肢を、過去、志望者から聞かれた質問の一部に答える形で説明しよう。
先輩からのメッセージ(平成18年版)/一緒にやらないか
偶然たどりついてしまって、目にしちゃいました。「ワタシと同世代の財務省の方ってどういう文章を書くのかな」と単なる興味本位で読み進めましたら驚いてしまったワケです。
お書きになっている内容が理解できないんです。そりゃあね、財務省といえば高級官僚中の高級官僚が集まる場所ですから、脳味噌の出来自体が萬造とは全然違う、というのは薄々気づいてはいましたよ。
こんなん読んだら、ワタシの文章なんぞ全然理解しやすいと思うのですが。
それにしてもね。「ああ、こういった方が日本を動かしているのだな」といたく感銘を受けた次第。
そして驚くべきことにこの文章をお書きになった神田眞人さまは採用担当者でもいらっしゃるのですね。ワタシの感覚にすると相当個性的な人材を選ばれるんでしょうね。
三、最後に、私は日本を愛するが、私の最たる生きがいは家族の幸せである。そう公言することを恥ずかしいと思わない。私が社会のために働けるのも家族の愛情のお蔭であり、また、社会の安寧・福祉が家族の幸福に繋がると信じている。
大体、ここまで危機的状況になれば、社会の維持なくして、個人の持続的幸福もありえないではないか。従って、仮に社会繁栄と言う我が大義を共有しなくとも、社会的価値にセンシティヴでない人間は、倫理的判断を待つまでもなく、単に不合理、乃至、愚かである。そして私のような凡人でも、社会のために生きがいと誇りをもって、同志とともに、類的存在からの疎外から脱して働けるのが財務省である。
君は、今、この冊子を手にしている。それだけで、人類65億の中で既に特別な立場にある。世界中の貧困を見たまえ。そこまで想像力が広がらなくても、君が享受してきた生活と教育は、国内でも遥かに平均以上だ。別に、君が、また、我々が偉いと言っていない。しかし、君には、その能力で社会に貢献する義務、ノーブレス・オブリージュがある。その義務を果たし、かつ、その努力の過程を誇らしく楽しむ権利もまた、君の目の前にある。君と議論できる日を待っている。
これ読んで「財務省に入ろう」という有為な青年って、どんな方々なのだろう。非常に興味がありますね。世間と、少なくともワタシとは遊離した存在であることは間違いないのでしょうね。どんだけぇ~。(←こういった用法は合ってるんでしょうか)
コメント(4件)
2007-11-28
おさるのかぐや彩優木
うううっ、ホントに難しい・・・
この方のおっしゃることに比べてたら、
本当に萬造様がお書きになる物は非常に平坦で(いい意味でね)わかりやすいと言うことがよくわかりました。
もう、昔自分が書いた生意気なコメ、ひっぱりだされてちょっとびっくりしましたよ。お恥ずかしい・・・
本当にこういう方が先輩で一緒に議論したい!
一緒に働きたい!って思うレベルの若者ってどんな感じなんでしょうね。
アツイ思いを持って日本をよくしたいと願っている若者にはどんどん参加していって欲しいけど、このメッセージはそんな若者に伝わるのでしょうか?
恥を承知で
「ノーブレス・オブリージュ」ってどんな意味ですか?
2007-11-28
端野 萬造
http://www.mytokachi.jp/mt.php?id=kabamaru_7&blog_code=102
>おさるのかぐや彩優木さま
ごめんなさいね、いきなりコメント引き出してしまって。印象深いコメントだったものですから。アドバイス、身に染みてはいたのですよ。
ワタシがこの言葉を知ったのは田中康夫ちゃんのエッセイか評論ですね。ノブレス・オブリージュ、身分の高い者はそれに応じて果たさなければならない社会的義務と責任があるという考えです。
しっかしこの記事、果たして全文お読みになる方、どんだけぇ~、でございましょう(笑)。
2007-11-28
http://pub.ne.jp/premolar45/ @plala.or.jp
Nobles Oblige=位高ければ務め重し。
開高健がかつて引用しています。
赤坂の「木家下BAR」にそのプレートの席があるそうです。
間抜けな私は先月逗子で「開高健記念館」を探していました。
見つからず、それでもあきらめきれず駅前交番に尋ねました。
それが茅ヶ崎にあること、私が逗子と茅ヶ崎を勘違いした事が、がおぼげろに判って来ました。
一生懸命に探してくれたお巡りさん、ありがとうございます。
2007-11-29
端野 萬造
>院長のちょっと小臼歯さま
http://pub.ne.jp/premolar45/?entry_id=973101
書棚には開高健先生の書籍が一冊。昭和34年1月20日9版の『裸の王様』です。亡父より贈られたものです。「定價二五〇圓」ですし、「發行所」は「文藝春秋新社」(←社の旧字体が探せませんでした)。
ワタシは全く釣りをしませんが、釣り人のお話しを伺うのは好きでして、月刊プレイボーイにて連載されていた「オーパ」や「オーパオーパ」には目を通すようにしておりました。
それにしても博学な方とお見受けしましたが、なぜ勘違いをされたのか興味深いところです。歯科医には友人や知己が少なくないのですが、先生のことは初めて知りました。
ワタシの敬愛する白洲次郎さまも時折、Nobles Obligeを口にされたようです。
しかし先生。マイとかち内では極めて注目されていないこの記事にツッコまれるとは。とても嬉しいですね。
Posted by きむらまどか at 17:05│Comments(0)
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