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2012年11月11日

あなたの瞳がいとしくて/ワタシのモディリアーニと白い地下

2008年4月19日(土) 08:32 ▼コメント(17)

 「まんへり」にカキコして、こっそり自分だけでも楽しもうと思ったのですけれど、あれやこれや調べているうちにボリュームが増えてしまいまして。もぉう、自己満足記事でございますよ。まさにWeb-Log。

国立新美術館モディリアーニ展

展覧会ホームページ

参考記事:
いきづく昭和/呑処 あっけらかんはレトロぢゃ語れない
白い地下に関する記述(コメント欄)
劇団白樺:白い地下


 メインは<<赤毛の若い娘(ジャンヌ・エビュテルヌ)>>1918年個人蔵のポストカード






会場からのメール。(←死語か)

 東京・国立新美術館でモディリアーニ展が開催されていることは知っていたのですよ。「行きたいなぁ、観てみたいなぁ」って。まぁ、無理な望みとはワカっていたのですけれど。そうしたら、なんとエージェントさまから「国立新美術館にて」というメールが入りましてね。「うっわあ、いいなぁ」メールには題名以外一言もなかったのは、並ぶのに大変だったんでしょうね。大都市の展覧会って大抵そうなのよ。10年前東京上野で観たピカソの時もそうだった。う~ん、ピカソとモディリアーニか。運命感じるなぁ。


<<カリアティッド>>1914年
ジョエル・D・ホニッグバーグ夫妻蔵ポストカード




 で、おみやげにポストカードを2枚頂戴したのですけれどね。1枚はプリミティブ(原始)美術の影響を受けた初期の作品。今回の展示会はこの手の初期の作品が多数なのが特徴のようですね。この時期のはワリとどうでもよいの、ワタシ。ピカソのキュビズムとの関連はどうなのかしらね。


ジャンヌ・エビュテルヌ(妻であり最愛の人)

 通常、モディリアーニといいますと「アーモンドのような形の白い目とながーい首」が特徴とされていますわね。ワタシ、今までもこれになんだか魅かれるものはありまして、気になる作家でありました。画像はhttp://www.albatros-film.com/movie/modi-movie/museum.html#okayama より引用しましたけれど、下の絵と全然印象違いますでしょう。同じ女性なんですよ。「眼は口ほどにものをいい」でございますれば。



ああ、美しい。素敵

 モディリアーニで瞳がしっかり描かれているのを意識して見たのはこのポストカードが初めてじゃないかな、と。実はワタシ、この眼差しにノックアウトされてしまってます。寝室にピンで留めてあるのですけどね、目が会うたびにキスしちゃうんですよ。眠る時も目覚めた時も見つめていてくれるのですよ。いや、正確には眼はワタシに合っていませんよね。でも微かに視線を感じてしまうんだよな。う~ん、希 望といったほうがいいのかな。「ワタシのことも見てくれたらな」みたいな。あ、そうか。だからキスしたくなっちゃうんだ。されたくて。


 今回「まんへり」にカキコしようと色々調べておりましたら、なんとモディリアーニの生涯が映画になっていたんですね。「モディリアーニ 真実の愛」 (2004年作品)。なんと主演はアンディ・ガルシアさまじゃございませんか!!「本当の君が見えたら、その瞳を描こう」なんて、言ってみたいですわね、こんなセリフ。口にした瞬間にワタシ自分自身のカッコよさに卒倒してしまうかも知れません。「ありえねー」


ああっ、なんてカッコいい

 なんたって、映画アンタッチャブルのクライマック・シーンでアンディ・ガルシアさまに痺れてしまったワタシでございますよ。主役のケビン・コスナーを喰ってましたね。ブラック・レインで松田優作さまに殺されてしまった時には哀しかったな。マイケル・ダグラスをヤリャいいんだよ。パソコンでご覧の方はぜひ是非、予告編をご覧になってくださいまし。これは借りなきゃ、というかDVD買ってしまうと思います、ワタシ。


 で、ワタシがモディリアーニと出合ったのはいつであったかな、といいますと。今から20年以上前にロシア料理とウオッカの店白い地下の存在を知った時に遡ります。白い地下ってくらいですから、地下にありましてね。口の悪い方は「白い地下なのに汚い」と。場所は西1条南12丁目。今はバスタッチになってしまっているあたりですね。隣の店の名前は狸穴(マミアナ)のはず。

 一番最初は学生バイトの頃いいだけ酔ったあと、先輩に連れていかれた時ですね。酔った頭に自主制作映画はきつかったな。画家兼マスターの与佐田さまは店もやりつつ、そんなこともされていたのですね。




与佐田清一郎『ヴァイオライカのみた橋』1998年端野萬造

 学生を卒業したあと、しばらくして通うようになりましてね。ウォッカをストレートで呷っては、酔いつぶれておりました。ピロシキ、ペリメニ、ボルシチ、ビーフストロガノフなんてのも、意外に旨くてですね。ああ、懐かしいなぁ。偶然、学生講師の頃教えた生徒が女教師になっておりまして、店で再会。チェスをしたなんてこともありましたね。勝ったんだよな、あの勝負。

 で、ロシアかぶれの与佐田さまは、自作のモチーフとしてバラライカをよく描いていらっしゃいました。もう、なんにでも組み合わせてしまうのですよ。上で紹介しているのはワタシがお願いして描いてもらった水彩画です。メインは旧十勝大橋。これにまでバラライカですからね。おまけにバイオリンと組み合わせて、ヴァイオライカですもの(笑)。いやぁ、芸術家の考えることは想像を絶します。矢を追加するのも芸風なんだよな。

 いっやぁ、今回の記事は延べ6時間かかっちゃいましたけれど、楽しかったな。お読みになった方は、どうでしたかね。こんなカキコも端萬クオリティということでご容赦を。



コメント(17件)



04-19 12:56
nanae
私も詳しくは語れませんが絵画は比較的好きです。

ルネサンス絵画時期の雰囲気が漂っていてモディリア

ーニは懐古な情緒を感じますね。また楽しみにしてお

ります。




04-19 17:44
端野 萬造
管理者により削除されました




04-19 17:59
端野 萬造
 レオナール・フジタ展の日付間違ったので、↑削除。
>nanaeさま
 ルネッサンス絵画とモディリアーニの作風に共通点を見出せるものなのですね。というか、常識的なことなのかしら!?残念ながら絵画は全然ワカリませんでね、ワタシ。でも好きなんですよ。画家の生き方、ってのに魅かれる部分があるのでしょう。特に破滅型の方に。にも関わらず、レオナルド藤田も好きなのですよ。あの『白』がなんともいえませんでね。来月札幌に行きますんで、道立美術館に寄りまーす。

http://www.leonardfoujita.jp/

 ぐわ、来月じゃなくて7月12日からじゃないか。困った。なるほどね、日本にあって異邦人であった藤田嗣治に自分を重ねてしまうのかもしれません。かなり恐れ多いけれど。藤田は仏蘭西に安住の地を求めたワケですけが、ワタシのはいずこにあるのだろうか。

 ごめんなさいねー。滅茶苦茶な記事にしてしまって。でもこれがワタシの限界なの。






04-19 22:29
nanae
レオナール藤田も楽しみにしています。

7月までまってますよ~。

モディリアーニの人生にも悲哀というより自由を

感じてしまいますね。彼を取り巻く女性の人生も

魅力です。彼ほど人に愛された男もいないでしょう。

ある意味うらやましいかも・・・・・




04-19 23:14
端野 萬造
>nanaeさま
 7月12日から9月4日までですからね。これはバスに乗って行かなきゃならないかも、です。クルマだと運転に集中しなきゃならないし、JRだとなんだかワカラないうちに着いてしまうし。自費で行くならバスかな、と。時間掛かる分物事考えたり、本を読んだり。集中できる時間を継続して作ることができる。

 映画「モディリアーニ 真実の愛」はパブロ・ピカソとの対比の図式で描かれている部分もあるようです。映画でモディリアーニはピカソに拳銃を突きつけられながら吐かれた言葉。「お前と俺の違いは『成功』だ」と。モディリアーニは36歳で亡くなり、生存中名声に包まれることはありませんでした。ピカソは90歳を超えるまで生き、生涯を華々しく終えました。どちらが幸せだったのか、は無意味な設問といえるのでしょう。

 藝術に殉ずる覚悟という意味において、両者にそれほどの差はなかったのかも、という予感がしております。






04-19 23:38
トーちゃん
ズブロッカを初めて口にしたのは白い地下、でした。

あの香りと鮮烈な口当たりにびっくりしたのを覚えています。 なんたって店の雰囲気が怪しいのなんのって!!

何度か足を運んで、ピロシキとかボルシチとか頼んだなあ。

学生の頃の妖しげな思い出ではあります。

懐かしいです。




04-20 00:07
端野 萬造
>トーちゃんさま
 ウオッカ。ズブロッカにしろ、なんにしろ、現在ではテキサスさまあたりでも取り扱っていますけれど、当時は白い地下でしか呑めない、というものもございましたからね。今となっては銘柄を全然憶えておりませんけれど。なんせ、大概泥酔状態でしたからね。その割には色んな話しをしていた記憶が。

 珍しいところでは貴腐ワインを取り扱っておりましてね。甘くて濃厚な味わいでした。ああ、こういった世界もあるのだなと。妙に感心した記憶がございます。ハンガリー産でしたね、確か。

 今考えてみると、一体あの狭い厨房でどうやってたんだろう、という感じなんですが料理はしっかり作っていたんじゃないでしょうか。札幌のロシア料理の店がどうしたこうした、なんてこともお話ししてましたから。

 一体あの店の勘定って、どのくらいの水準だったのだろう。今となっては、とんと思い出せないや。






04-20 14:10
かりかり
★"萬造さーん

こんにちは。
絵画は 分かりません ワタシは。

モディリアーニ 今朝9時~テレビ入っていたようですね。
今晩20時 NHK教育テレビ 再放送 よろしければ…。




04-20 14:21
端野 萬造
>かりかりさま
 情報ありがとうございます。新日曜美術館 「モディリアーニ~仮面に秘めた人生~」でございますね。今朝のは見逃してしまいましたので、再放送は万難排して観賞しなくては。

 あら、司会は壇ふみさまじゃないですか。ゲストはお仏蘭西といえば岸恵子さまですよね。スッゴイ楽しみでございます。感じるものがあれば、再度コチラにて述べさせていただきましょう。




04-20 21:31
端野 萬造
 たった今観終えました。「酒と女をみちずれに35歳で燃え尽きた」なんてのはワタシにとっての理想みたいなものですわね。

 そうか「謎」が多い男に女性は魅かれるのか。ワタシは分かりにくいだけなので、駄目なのでしょうね(苦笑)。モディリアーニと藤田嗣治に親交があったというのは知ってましたけれど、藤田を描いたデッサンまで残っていたとは。

 「モディリアーニは人一倍、孤独を恐れていた」

 虚無的と捉えていた絵の表情は、最終的には「死」を表現していたのですね。仮面のような表情を描いていたに留まらず、自身にも仮面をつけて世間と渡り合っていたというのは新事実。「結核と悟られるくらいなら、まだ酔っ払いと思われたほうがいい」
(続く)




04-20 21:32
端野 萬造
(続き)
 「ココナッツ」ってジャンヌは呼ばれていたんだ。実はワタシ、ココナッツ好きなんですよね。先日エージェントさまにジョエル・ロブションのスフレココいただきまして、大切に食べております。イズヤのココナッツ使ったパンも好きだったんだよな。どなたか名前憶えてません?

 モディリアーニとジャンヌの悲劇的な最後については触れられていませんでしたけれど、巨匠ルノアールとのエピソードには象徴的なものを感じました。「君は絵を描いていて、楽しいかい」

 最晩年に描いた唯一の自画像の表情を壇ふみさまは「すべてが透明になったような」と表現されました。けだし名言だと。ワタシも早くその境地に達したいものです。






04-20 21:33
トーちゃん
学生の身にとってはけっこう高めな値段設定だったように思います。 なんせ畜○生ですから・・・

でもマスターはその時の気分によって、とんでもなく安くしてもらった事もあったと思います。

自分の印象では、どことなく「反体制」の香りがする不思議なお店だったなあ。

テーブルに置いてあるノートにええかげんな事を書き殴ってはゲラゲラ笑っていた記憶もあります。

マスターはお元気なんでしょうか?

すいません、モディリアーニの話には全くついていけませんので・・・






04-20 21:51
かりかり
★"萬造さーん

楽しみにされていただけ期待通りにテレビ観れたようで何より (^-^)




04-21 06:22
端野 萬造
>トーちゃんさま
 マスターの気分によって、ですね。なんとなく理解できる。そこらへんはワリといい加減なものでしょうね。ユルいというか。学生に対する温かいまなざしというものがあったのでしょう。ロシア(ソ連)かぶれの反体制となると年代的には1950年代くらいに遡るハズですから、マスターの青年時代と考えてもあまりに古い。世代的というより、個人的趣味だったのでしょうね。

 考えてみるとワタシの場合、勘定払う時に記憶がなくなっている場合が多いわけですから、ワカんなくて当然といえば当然なのかも。

 与佐田マスター、今はどうされているのか。帯広にいらっしゃるかどうかさえ、わかりませぬ。それでも、白い地下に関して記憶のあるかたにコメントしていただいて、いい供養(?)になりました。モディリアーニとあわせてアゲといて良かったな、と。




04-21 06:27
端野 萬造
>かりかりさま
 ええもう、30秒ほど放映開始に遅れてしまいましたけれど、しっかり観ることができましたよ。エージェントさまにも連絡いたしましてね。最初の放映はラスト近くの部分しか観られなかったんですって。同日再放送のことはご存知なかったらしく、喜んでおりましたよ。かりかりさまのおかげで、少なくとも二人救われたということですね。感謝いたします。





06-11 17:45
しょうぞう。
白い地下・・・大阪から帰ったばかりの頃嫁さんといったことがあります。食事をしに(笑
カウンターにお一人お客様がいらしていて、お料理2~3品頼んでしまったものだからマスター大忙しでした。
お料理はおいしかったと記憶しています。
住所と名前を書いたらお葉書が来ていました。
「周辺事情の変化で閉店・移転するかもしれませんがそのときはお知らせいたします」というような内容だったと思います。
アートな葉書だった・・・しみじみ




06-12 07:53
端野 萬造
>しょうぞう。さま
 おー、体験者さまでしたか。今でも店の光景が目に浮かぶようです。先日'99にいただいたロシアの店「白い地下」よりの年賀状を見つけました。薄い緑の文字でカキコされたものです。面白いので、引用してみましょう。(前略)年頭一番恐縮ですがよく聞かれる店名の自己解説をさせていただきます。思えば二十余年前、一介のロシアファンが転じ超過酷な地域状況(人の理解と自己の人望のなさゆえ)の中で始発となり当時の店の周辺も裏町という感じでひっそりとしていました。(今もそうかな?)そこでモディリアーニの女の顔を看板に店名はゆーきーの白かばなあみきーをシンボライズして(したつもり)地下はドストエフスキーの地下室の手記とギャバンとドロンの映画地下室のメロディー(銀行ギャングの映画でスミマセン)そしてフランスレジスタンス、イタリアのパルチザン等の良心的市民地下運動等をコラージュしてつけた(後略)
  


Posted by きむらまどか at 10:27Comments(1)東京出張

2012年04月16日

TORAYA CAFE のあんペーストで考える/端萬久々吼え

端萬記アーカイブの続きでございます。もよろしゅうに。

2007年4月22日(日) 09:01 ▼コメント:6件

非掲載

TORAYA CAFE 表参道ヒルズ店
 東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館1階
 ℡ 03-5785-0533
 年中無休 (表参道ヒルズの休業日に準ずる)
 営業時間 11:00~23:00 曜日のみ11:00から22:00

 最初この記事はマカロンのほうをメインにするはずだったんですよ。でも、やっぱりワタシがアゲるとなればね。あ、そうそう。ワタシの浦幌訪問をブログで取り上げてくださった方が。

h_t_u's blog:萬造氏、浦幌に来る。

h_t_u's blog:ドキュメント 4・16


 一昨日、非掲載で記事上げて屈辱の、686アク。昨日は、ほっておいたのに799。しかも、昨日記事をアゲたほとんどの方よりワタシのほうがアクセスあるっていうのは、ひとえにマイとかち非ユーザー重視でやってきた成果なのかな、と。

 なんに当てつけているか、ワカリますぅ?

 メイン画像は定番・虎屋の手提げ袋とAN PASTE(あんペースト)。





 賢夫人がですね、一人で東京までパンを勉強しに行って参りまして。もう2ヶ月以上前のコトなんですが。なかなか記事にできなかったという。やっと今回日の目を見ました。この記事に触れて、あ、コレは言っておかねばなんな、と。勝手引用ご容赦くださいませね、おさるのかぐや彩優木さま。


  包装袋


 で、賢夫人。東京のエライ先生(差しさわりがあって特に名を秘す)のスタヂヲとホテルの往復を2日間やって、最終便に乗る僅かな時間を利用して原宿の表参道ヒルズでエトランゼしてきたんですね。


  包装袋・裏


 TORAYA CAFEでお茶したついでに買ってきたのが、AN PASTE(あんペースト)でございました。虎屋 の羊羹は東京土産として割と定番。ワタシ、赤坂の本店までノコノコ出掛けたこともございます。羽田空港で売ってるって、知らなかったンですよ。アン時買った大量の羊羹、重かったんだよな。




青豆きな粉とピスタチオ
小 ¥735.




あ、ワタシ食べさせてもらえなかった


 でもコレなら、軽くて珍しくてお土産品として最適。オシャレな雰囲気満点でございましょ。種類もいっぱいありますし、季節によって取扱種類が変化する、なんてのも楽しい。


 お店のブックレットも、またカッコいいんだ。一部ご紹介しますね。ガンガレ、六花亭、柳月。



お金かかってます、コレ



TORAYA CAFEについて


もうひとつのお菓子について


あんペーストについて




手前から、こしあん、白ごまときな粉、青豆きな粉とピスタチオ、小倉あん。


 虎屋のお菓子の基本は餡子です。その原料の小豆が十勝産であることは知られていますよね。世界的に著名な虎屋の味は十勝の気候と大地、農業者の努力で支えられているわけです。

 男前豆腐や波乗りジョニーで全国区になってしまった茨城県古河市・三和豆友食品 さまは、つい最近まで、流通系に買い叩かれる特売品用の豆腐作りで汲々としていたんですよ。

 一昨年くらいから首都圏で話題になっていました。ワタシも食べてみたいな、と。ところがもう帯広のスーパーでも扱われていましてね。見つけて直ぐ買いましたよ。旨かったです。ただ、複雑な気持ちになった。

 悔しかったんですよ。「なんで、十勝の大豆が茨城まで行って、そこの豆腐を十勝のワタシが買わねばならんのか」
 十勝の原料でウマミある商売されているということなんです。なぜ、我々は原料供給基地に留まっているのでしょう。

 十勝を含めた北海道は或る意味、植民地なんですよ。搾取されている。高校の世界史で勉強したの憶えてません? インドのガンジーが有名になったのは英国の植民地政策に非暴力で抵抗したからですよね。インドで採集されたジュート(麻)を英国で仕立てて、それをインドで売るという。原料は安く買い叩かれて、製品はすんごく高い。

 ね、同じでしょ。今までは公共事業の投入でバランス取れていた。ところがそれが取り上げられて、ただの植民地になってしまった。その厳然たる事実に十勝の住民は自覚的にならなければなりません。

 今日は十勝各地で、首長や議員選挙が行われます。相変わらず不毛な選挙戦なるものが展開されています。あれなんで必要なのかというと、住民が政治について、地域について普段考えてないからなんです。意識してないから。

 どの首長が議員が何をヤッタか、考えているか、は本来選挙期間中で判断できることではないんです。新人候補であっても、そこの地域で何をやってきた人間なのか、で判断できる。しなければならない。

 そうなると、審判を受けるのは候補ではなく、投票者自身だということになるんですよ。結果を重く受け取り、責任をとるべきなのは有権者なんです。

 地域のこと、自分の生活がなにで支えられているのか、について自覚的になりましょう。そして投票行為は、地域を託す行為ではなく、自分でプロデュースする行為なのだと。

 さて、お口直し。



これがマカロンかぁ


 賢夫人の東京土産第二弾は東京世田谷・ノリエットのマカロン。ワタシ、マカロンの名前を知ったのは昨年のことでした。モン・トレゾールのことを調べていたら、マカロン由香 という方の存在を知りましてね。「ああ、マカロンってお菓子があるんだろうなぁ」と。



新宿・高島屋で購入


カジっちゃってるの、ワカリますぅ?


ノリエット って知りませんでしたぁ



 フワサクっでございましたね。ちっちゃいんだけど、一個220円だったかな。いっぺんに2個食べちゃいましたから、440円。賢夫人と2人、「うーむ、ジャングルワンの食べ放題(小学生まで500円)って、ホント安い」と考えてしまいました。だって、ウチの子たち、モノスゴ食べるんですもの。



コメント(6件)

04-22 11:36
みっき-
なんにあてつけてるのでしょう・・・(ゲラ)

04-22 13:32
いくぽん @plala.or.jp
十勝の小豆がなんたらかんたらの
雄叫びで、笑っちゃいました、ワタシ
σ(=^‥^=) ミィ?

04-22 15:14
端野 萬造
>みっき-さま
 さて、なんでしょうね。ご想像におまかせします。しかし、なんですかね、過去の人気記事っていうのはは。

 ワタシの記録によると、一番あしあとついたのは、「匿名最強焼肉店」の103件。確かに「Kao香桜」をあげた日は最高アクセス数更新しましたけど。

 人気記事とブックマークを連動させるのは明らかにナンセンスでしょうね。大体において、ブックマークする基準が各人において全く、曖昧。

 ワタシにすると、「なぜ、この記事にブックマーク?」というのが多すぎる。

 ワタシのトコに初めて訪れた方が、今掲載されている「過去の人気記事」見てどう思いますかね。そういった意味合いにおいて、迷惑。

 載せる載せないは、選択性にして欲しいですね。

04-22 15:25
端野 萬造
>いくぽんさま
 ワタシは本気で申しておる、ということを付け加えましょう。

04-23 11:42
コトコト @ocn.ne.jp
虎屋として私の記憶にあるものとはイメージが違いますが、いい意味で驚きです。
こんな瓶に入ったあんペーストはとてもお洒落なお土産になりますし、ピスタチオを個人的には食べてみたい。

波乗りジョニーは市内でもよく見かけるようになりましたが、原材料は十勝産大豆なんですか。アイデア次第で全国区の商品になっているという事なのですね。私はまだ買ったことも食べたこともありませんけど。

餡から選挙まで話しが飛んでいきましたので、一つ私が思った事も書いておきます。
選挙運動期間中で判断できるものではありませんから、これまでの実績なり思想で判断したいとは思います。
只、私のような帯広歴の短い者は特に知っている候補もいませんし、何をしてきた人かなんて良くわからない。現職であっても議会広報があるわけでもないし、HPを見ても知れることは限られています。OCTVの議会中継だって契約していなければ見られない。まして新人は余計にわからない。結局、新聞と選挙公報での判断が主になりました。
よく考えて投票したつもりですけど、その一票に余り自信が持てなかったのが情けない(-_-)

04-23 23:11
端野 萬造
>コトコトさま
 この突っ込みづらい状況下で、よくもお付き合いいただけました。定番虎屋の袋とあんペーストの瓶を組み合わせたメイン画像なんか、苦労してアングル決めて撮ったのに、誰もオモシロがってくれないのよ。

 北海道産、という産地表示の場合、一地区で供給を賄い切れない、という事情がある場合が多い。十勝産大豆もピンキリですから、キリの等級のがいってるんぢゃないかなぁ、というのはワタシの推測です。

 自信が持てない、というくらいに充分お考えになったのでしたら、よろしいんぢゃないでしょうか。確かに一票一票は大した力を発揮するワケではありませんわね。でも、それが集まると確実に変わります。

 今回の長崎市長選では、ワタシは予想をハズしてしまいました。でも、良い方向にハズれてくれて良かったな、と。
  


Posted by きむらまどか at 05:40Comments(0)東京出張